3月18日「精霊(しょうりょう)の日」朝の会、挨拶で使える雑学ネタ

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今日は何の日?

読み上げるだけで朝のスピーチになる「台本代わり」の記事。
今日は何の日?「靴の記念日」にまつわるお話を紹介します。
挨拶の時はできるだけゆっくり読み上げていくのがポイントですよ♪
さあ、今日もいってみましょう!

3月18日「精霊(しょうりょう)の日」

万葉集を代表する歌人の柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)と和泉式部と小野小町の忌日が3月18日であると伝えられていることが由来。
「精霊(しょうりょう)」とは死者の霊魂を意味します。
実際に三人の命日が3月18日かは不明ですが、お彼岸の時期に有名な歌人を弔うために、この日が忌日と考えられるようになり、いつしか精霊の日と呼ばれるようになったのではないか、と言われています。

ということで今日は「小野小町」にまつわる雑学を紹介します♪

小野小町とは

平安前期の女流歌人で、和歌の名手を総称した「六歌仙」と「三十六歌仙」の両方に名を連ねるほど優れた歌人でした。
美貌な歌人と言われ、多くの伝説があり、謡曲、歌舞伎の題材となっています。
生年月日や出生の場所も不明で、お墓やゆかりの場所も全国に点在しており、謎多き女性として知られています。

百人一首の小野小町

かるたの百人一首の中で、小野小町は後ろ向きの姿で顔は全くみえません。
この絶世の美女と言われていた小野小町の顔を隠して描くようになったのは江戸中期のことです。
これは、当時の江戸の女性たちは美人への反感がとても強かったため、それを察した版元が小野小町の顔は描かないことにしたのです。
また、肖像画もなかったため、その美女と言われる人物の顔は見る側に想像してもらおう、という意図もあったと言われています。

本当は美人ではなかった?

当時の貴族は、親族以外に顔を見せることは禁じられており、小野小町の肖像画も残っていません。
また、男たちがアプローチをしてくる時も、すだれ越しの会話で姿は見えません。
それでも小野小町が美人だと言われるようになったのは、当時の「美人の基準」が関係しています。
当時の美人の条件は「品性」「教養」「和歌の巧さ」という内面的なことに重点が置かれていました。
小野小町がこれら全てをトップレベルで兼ね備えていたため、とてつもなくモテたのです。
さらに後に「衣通姫(そとおりひめ)」という、和歌が巧い伝承上の美女に小野小町が例えられたことがきっかけで「小野小町も絶世の美女である」と勘違いされ後世に語り継がれるようになったのだそうです。

実は世界三大美人ではない

実は、小野小町を世界三大美人の一人に入れているのは、日本人だけです。
世界三大美人というのは、日本発祥のもので海外ではあまり浸透していません。
海外で世界三大美人が知られている場合でも、クレオパトラ、楊貴妃は大体共通で、三人目はギリシャ神話の「ヘレネー」という女神が入ることが多いのです。
そのほかには、中国の武将・項羽の妻「虞美人(ぐびじん)」が入ったりすることもありますが、海外で小野小町が入ることはほとんどないそうです。

以上、「小野小町」にまつわるお話でした♪

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