今日は何の日?
読み上げるだけで朝の挨拶になる「台本代わり」の記事。
今日は何の日?「仁丹の日」にまつわるお話を紹介します。
挨拶の時はできるだけゆっくり読み上げていくのがポイントですよ♪
さあ、今日もいってみましょう!
2月11日「仁丹の日」
1905年(明治38)2月11日が仁丹の発売日であることが由来。
また、仁丹の製造、販売を行っている森下仁丹(株)の創業日であることも由来となっています。
仁丹は銀色の見た目をしています。
これは銀箔でコーティングされているからで、決して高級感を出すためではなく、銀の殺菌効果を利用し、長期間の保存を可能にするためなのです。
ということで今日は「お薬」にまつわるお話を紹介します♪
仁丹の発祥
仁丹は、森下仁丹(株)の創業者である森下博が台湾へ行った際、現地で常用されていた丸薬からヒントを得て作られました。
「仁丹」という名前は、慈しみや思いやりを意味する「仁」と、台湾の丸薬に使われていた「丹」の文字を合わせて「仁丹」と名付けられました。
仁丹は発売から2年で日本一の売薬となり、海外へも輸出されました。
森下は「仁丹」を世界中の人々の健康に役立てたいという願いから、パッケージの商品名や説明を他言語で表記していたのです。
錠剤はあえて大きめに作られている
錠剤タイプの薬は、実は大きめに作られています。
それは、症状に対しての有効成分だけで薬を作ろうとすると、錠剤の粒がとても小さくなってしまうためです。
小さすぎると、取り出しづかったり、失くしやすかったりして、色々な不都合が生まれるのです。
そのため、薬を錠剤にする時には、有効成分と人体に害の無い添加剤を混ぜ合わせて作られているのです。
一般的に8mmグラムが飲みやすい大きさとされており、それを基準に錠剤が作られています。
水戸黄門の印籠は薬入れ
「この紋所が目に入らぬか!」のセリフでお馴染みの水戸黄門ですが、この有名なシーンで出される「印籠」は、もともとは「ハンコ入れ」でした。
印籠の「印」は印鑑の「印」なのです。
その後、印鑑だけではなく小物入れとして使われるようになり、さらに時を経て薬を入れる「薬入れ」へと変化していったのです。
実際に時代劇の水戸黄門では、印籠の中に薬が入っていることを示唆するセリフがあったり、印籠から胃薬を出すシーンもあるそうです。
人間のウンチから作られた薬がある
「人中黄(じんちゅうおう)」という漢方薬があります。
この漢方は人間のウンチが原料として使われています。
甘草(かんぞう)とウンチを使用し、2〜3ヶ月漬け込み、その後、乾燥させて出来上がります。
効能は、高熱・かぶれを伴う急性の伝染病・丹毒(皮膚の化膿性の炎症)などに効くとされています。
ただ、甘草自体に解毒や鎮痛作用があり、甘草は様々な毒に効く生薬とされているため、そこにウンチを足す意味があるのかは、不明です。
わざわざ使いたくはないですね…。
以上、「お薬」にまつわるお話でした♪
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