今日は何の日?
読み上げるだけでデイサービスや各所朝礼での挨拶になる「台本代わり」の記事。
今日は何の日?「エベレスト冬季単独登頂」にまつわるお話を紹介します。
挨拶の時はできるだけゆっくり読み上げていくのがポイントですよ♪
さあ、今日もいってみましょう!
12月27日「エベレスト冬季単独登頂」
「エベレスト冬季単独登頂」とは…1982年(昭和57)12月27日に天才クライマー加藤保男(かとうやすお)さんが、世界初の「厳冬期エベレストの登頂」に成功しました。
加藤保男さんは春、秋、冬、3回エベレストを制した「三冠王」の偉業を成し遂げています。
とういうことで、本日は「エベレストにまつわるお話」をします。
エベレスト初登頂の代償と執念
加藤保男さんは1973年(昭和43)秋期エベレスト初登頂の際、凍傷のため両足指と右手中指、薬指、小指の、なんと計13本の指を切断しています。
その後、障害者4級の認定を受けましたが、再び山を登りたいという強い意思でリハビリを重ね、登山家として復帰を成し遂げたのです。
ものすごい執念ですね……。
実は世界で最も汚い山
エベレストには、クライマーたちが登頂に挑戦する過程で発生するゴミが大量に残されています。
その量はなんと推定で50トン、世界で最も汚い山と言われています。
あまりにゴミが廃棄されているため、現在はネパール政府によって、下山の際に8kgのゴミを持ち帰ることが義務化され、守らなかった場合は罰金40万円が徴収されるのです。
エベレスト登頂にかかる費用と時間
エベレストの入山料は約110万円。
これに加えて、ガイドや医療サポート、保険、滞在日、その他道具代など諸々を合わせると、平均で約500〜1000万円かかります。
また、日本からの移動、天候待ち、高地に体を慣らしながら登っていく時間を踏まえると、最低でも1ヶ月はかかるとされています。
わざと遺体が残されている
エベレストには200体以上の遺体がわざと残されています。
海抜800メートル付近はデスゾーンと呼ばれており、酸素欠乏から意識混濁を起こし、多くの登山家が命を落としています。
デスゾーンのポイントを登山家に知らせるために、ミイラ化した遺体がそのまま残されているのです。
ちなみに……
1996年に登頂を試みて、デスゾーンで命を落としたインド人の遺体が残されています。
その遺体は緑色のブーツを履いた状態で放置されており、登山家の間では「グリーンブーツ」と呼ばれデスゾーンの目印になっているそうです。
常人には理解しえない世界ですね……
以上、「エベレスト」にまつわるお話でした♪
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