今日は何の日?
12月8日は「針供養」の日
「針供養」とは…折れ曲がったり、錆びなどで使えなくなった縫い針を供養する行事。
元々は中国の風習で、江戸時代に日本に伝わったとされています。
豆腐や蒟蒻(こんにゃく)に、使えなくなった針を刺して供養し、裁縫の上達を祈ったそうです。
というわけで今日は、「針」にちなんで「針を持つ生き物にまつわる話」をします。
蚊は6本の針を使い分けている
蚊は6本の針を使いわけ、麻酔成分である唾液を注入しながら、段階的に人間の皮膚に針を刺していきます。
そうすることで、気づかれずに血液を吸うのです。
このメカニズムは現在の注射針の研究にも応用されているそう。
ちなみに……
蚊は、唾液(麻酔成分)の注入が約15秒、血が吸い終わるまでが約2分30秒。
つまり3分近く、気づかれずに針を刺し続けていることになります。
また、麻酔成分の唾液が、かゆみの原因となるのです。
蜂(ハチ)は刺すのはメスだけ
蜂の針は産卵管が変化したものなので、オスには針がなく刺すことが出来ません。
だからと言って、半分の蜂だけが刺してくるというわけではなく、人間が出くわす蜂はほとんどメス。
オスの蜂は基本的に巣から出てこず、メスの蜂だけが働きバチとして外で飛び回っているのです。
ハリセンボンは針が千本あるのか?
敵から身を守るために全身を針で覆うハリセンボン。
実際に針の本数を数えてみると、個体差はありますが300〜500本だそうです。
ちなみに……
「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます」は魚のハリセンボンではなく本当の針を千本飲ますという意味だそうです。
そして、「げんまん」は漢字で「拳万」と書き、握り拳で一万回殴るという意味。
元々は遊女が客に不変の愛を誓う証として、小指を切断していたことが由来だそうです。
簡単に指切りなんてしたらいけませんね……。
以上、針にまつわるお話でした♪
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