12月29日「清水トンネル開通記念日」デイサービス朝の会、挨拶で使える雑学ネタ

12月

今日は何の日?

読み上げるだけでデイサービスや各所朝礼での挨拶になる台本代わり」の記事。
今日は何の日?「清水トンネル開通記念日」にまつわるお話を紹介します。
挨拶の時はできるだけゆっくり読み上げていくのがポイントですよ♪
さあ、今日もいってみましょう!

12月29日「清水トンネル開通記念日」

「清水トンネル開通記念日」とは…1929年(昭和4年)12月29日に群馬県の土合(どあい)と新潟県の土樽(つちたる)を繋ぐ清水トンネルが開通しました。
開通当時は日本に存在するトンネルとしては最長のトンネルでした。
川端康成の名作「雪国」の冒頭文、”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった”と書かれているのもこの清水トンネルです。

とういうことで、本日は「トンネルにまつわるお話」をします。

清水トンネルとは

清水トンネルは全長9702メートル、当時の技術で10キロメートル近くのトンネルを掘るには7年の歳月がかかりました。
7年間で240万人もの作業員が投入され、工事費は当時の金額で1500万円、現在の価格で150億円かかったそうです。

ご利益がある貫通石(かんつうせき)

トンネルが貫通した地点で採取された石は「貫通石(かんつうせき)」と呼ばれ、ご利益があると言われています。
古事記に皇后が貫通石を枕元に置いて「安産のお守り」にしていたことが記されていたり、トンネル工事はとても難しいことから、難関突破、初志貫徹の意味で合格祈願」のお守りにもされているのです。

古いトンネルほど上にある

トンネル技術が発達していない頃は、出来るだけ費用と危険を軽減するために、山の上の方を掘って、トンネルの距離を短くしていました。
技術が発達するにつれて山の下を堀るようになり、トンネルの距離が伸びていきました。
そのため、古いトンネルほど山の上、新しいトンネルほど山の下、という傾向があるのです。

女人禁制、犬も禁制

昔は、山に住む神は女神だとされており、女性がトンネルに入ると、女神が嫉妬して山が崩れると言われていました。そのため女人禁制だったのです。
さらに、作業員の妻が出産した場合も、その作業員は一週間坑内に入らない、という決まりもありました。
また、女神は犬も嫌いなので、犬が坑内に入るのも禁じられていました。
もちろん、現在はそんなことはなく、女性の作業員も活躍しています。
ちなみに……
他にも色々なしきたりがありました。
・口笛を吹くと、歌や踊りが好きな女神が踊り出して、落石が起こるため、口笛禁止
・湧水で山が崩れるイメージと重なるため、トンネル施行中の作業員は、ご飯に味噌汁や生卵をかけてはいけない
・坑口(こうぐち)は神殿の正面で考えられているため、小便禁止

様々な願掛けにすがるほど、危険を伴う作業だったということですね……

以上、「トンネル」にまつわるお話でした♪

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