今日は何の日?
12月22日は「労働組合法制定記念日」
「労働組合法制定記念日」とは…1947年(昭和22年)に「労働組合法」が公布されたことが由来で制定された記念日。
労働組合法とは労働者の団結権利・団体交渉権・団体行動権などの保証について定めた法律です。
とういうことで、本日は「労働にまつわるお話」をします。
労働組合の起源
労働組合は元々、イギリスの産業革命をきっかけにして生まれました。
当時の労働時間は14時間を超えており、機械の登場により、職人の仕事も奪われ、労働環境も劣悪でした。
労働者に対する保険もなかったため、パブに集まって、愚痴や悩みを言い合うことでストレスを発散しながら、結束を固めるようになります。
やがて、みんなでお金を出し合って助け合うようにもなり、そのお金をパブが預かるようになったことがきっかけで「労働組合」という組織が発足されることになったのです。
日本はストライキが少ない
ストライキとは、労働者の要求を達成するために集団で仕事を放棄すること。
ですが、日本は世界的にストライキが少ない国です。
日本では年間で約8000人がストライキに参加しているのに対し、アメリカは10万人、イギリスは50万人、インドは169万人。
人口の差はあるものの、比率で見ても明らかに日本のストライキへの参加者は少ないのです。
なぜ日本はストライキが少ないのか
日本人は足並みを揃えるという意識が強い国民性であることから、ストライキが少ない、と言われています。
これはある意味では、日本人の奥ゆかしさの部分とも言えますが……。
しかし、過労死という言葉が”karoshi”と国際語になるほど、日本での労働環境の厳しさは海外でも知られるようになり、深刻化しているのです。
世界で使われている日本の国際語
“karoshi”という日本語も国際語になりましたが、21世紀に世界に最も広まった日本語は”kawaii (可愛い)”だと言われています。
きっかけは日本の漫画が海外に多く輸出されたことで”kawaii”が広まったそうです。
そのため、海外での”kawaii(可愛い)”はあくまで漫画のキャラクターに対して使う言葉であって、日本語のニュアンスとは少し意味が異なるそうです。
”karoshi(過労死)”より”kawaii (可愛い)”などの前向きな日本語が広まっていって欲しいですね。
以上、「労働」にまつわるお話でした♪
コメント