今日は何の日?
12月21日は「漬物の日」
「漬物の日」とは…名古屋にある萱津(かやつ)神社で、8月21日に「香の物(こうのもの)祭」を行っていることが由来で、毎月21日が「漬物の日」と制定されています。
毎月21日は漬物を普及する活動が各所で行われています。
というわけで今日は「漬物にまつわる話」をします。
香の物祭の起源
昔、萱津神社では、野菜をお供えする際、すぐに腐ってしまうためカメに野菜を入れてお供えしていました。
その結果、野菜が腐らず長期保存できる漬物となったため、神様からの贈り物だと考えられました。
漬物は長く腐らないことから無病息災の意味でも食べられるようになり、神様への感謝の気持ちを込め「香の物祭」が行われるようになったのです。
漬物とお新香の違い
お新香は「新しい香り」という漢字が表すように、まだ香りが新しく、漬物の中でも漬けて日が浅いという意味。
お新香は漬物の一種で、漬け方の違いではなく、ただ深く漬けているから浅く漬けているかの違いでしかありません。
すなわち、浅漬けとお新香は同じ意味なのです。
たくあんは枚数で意味が違う
和食屋でたくあんを「二切れ」出すお店と「三切れ」出すお店があります。
江戸時代、たくあんの「三切れ」は、身切れ(切腹)につながることで嫌われ「二切れ」出すのが常識でした。
逆に、関西では「三切れ」は三方(三宝=仏・法・僧) につながり縁起が良いとされています。
糠漬けの効能
糠漬けには植物性乳酸菌が含まれ、腸内環境改善に効果があり、便秘予防、免疫力アップ、がん予防にも役立ちます。
また、野菜を糠漬けにすると、カリウム、ビタミンB1の栄養価も上がります。
ちなみに……
野菜を糠漬けにすると、きゅうりの場合、カリウムは約3倍にもなります。
腎臓に疾患がある方は、カリウム濃度が上がってしまうので、漬物を食べる際は、注意が必要です。
以上、漬物にまつわるお話でした♪
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