今日は何の日?
12月19日は「ブリの日」
「ブリの日」とは…ブリは冬が旬で、漢字では「鰤」。
「魚+師」と書き、12月の別名である師走(しわす)が鰤の漢字の由来となっています。
また、20日を「ぶ(2)り(0=輪)」と語呂を合わせて、12月20日を記念日としている。(少し強引ですが……)
というわけで今日は「ブリにまつわる話」をします。
出世魚のブリは呼び名が多い
成長するごとに呼び名が変わる出世魚の中も、ブリは特に名前が多く、
関東ではワカナゴ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。
関西ではモジャコ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ。
東北ではアオッコ→ショッコ→ワラサ→ブリ、と呼ばれます。
その他の地域でも多数呼び名の種類があり、地域によってこれほど呼び名が変わるのはブリだけなのです。
ブリは語源も多い
年を経た魚という意味で「経魚(フリウオ)」という呼び名だったのが、濁音がついて「ブリ」となった説。
ブリは脂(あぶら)が多いので「あぶら」が「ぶら」となり、それが訛(なま)って「ブリ」となった説。
昔、火で炙って食べることが主流だったので「あぶり」から「ブリ」となった説。
身が赤く「ブリブリ」していることから「ブリ」となった説(これは怪しいですね……)
語源だけでこれほどあるのです。
実は、ブリ大根の主役は大根
ブリ大根は、富山県の郷土料理。
富山県の冬の海で多く獲れるブリの”あら”と、同じく冬に旬を迎える大根を一緒に煮込んだ料理が全国に広まりました。
元々は、ブリのあらのエキスを染み込ませた大根を食べるための、大根が主役の料理だったのです。
ブリは縁起が良い
ブリは出世魚であるため縁起が良いとされています。
お祝いの席で最も食べられているのは鯛(たい)です。
ですが、正月に縁起の良い魚として最も食べられており、出荷量が多いのは、圧倒的にブリなのです。
ちなみに……
正月の魚はブリ、それ以外の祝いの席では鯛、ですが、普段食べられている魚として最も多いのは圧倒的に鮭(サケ)なのです。
結局……、鮭って美味しいですよね。
以上、ブリにまつわるお話でした♪
コメント